レオン「アメリア先生っ!」
レオンは、豪快に職員室の扉を開く。
引き戸が外れ、教官室の内側に向かって勢いよく倒れる。
「ひゃぁっ!?」
女性の叫び声とともに、多数のフラスコの割れる音が、豪快に鳴り響いた。
生徒一同「あ、、、」
アメリア先生「、、、なぁに? みんな。」
引きつった笑顔が、生徒一同を見つめる。
カイル「あ、あの、、その、ですね、、、」
アメリア先生「実験中かどうか、確かめてから入ってきて、って、いつも言って
るわよね、、、?」
笑顔が怖い。
皆、今日はあと1時間は帰れないだろうな、と覚悟を決めた。
説教中。暫くお待ちください
もう暫く、お待ちください(爆
アメリア先生「・・・いい、解ったわねっ!?
返事は!!?」
生徒一同「はひ、、、」
やっと、説教が終わったのは、2時間が過ぎてからだった。
教官室を出てから、レオンが毒づく。
レオン「けっ、あいつら、先に帰って正解だったよな。」
ラスク「(結局、僕、なんにもしてないのに怒られたりしてるし、、>泣)」
ルキア「、、、って、、、あ。」
カイル「肝心の用を、忘れていましたね、、、」
再び、教官室に入り、寮の管理担当教官の一人であるアメリアから、
適当に理由をつけて、クララ達の部屋の鍵のスペアを借りる。
寮に帰ったレオン達は、クララとシャロンの部屋の前にいた。
とりあえず、不意をついて、部屋に突入することになった。
どうせ、部屋の中では、クララが大変な苦労をしていることだろう。
シャロンがクララに労働を強いている現場を押さえ、シャロンの行為を
改めさせるのが、今回の目的だ。
だが、男子学生が女生徒の部屋に乱入するのはどうか、ということに
なり、結果、ルキアが部屋の中に入る運びになった。
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