クララ&アロエを探している、レオン探偵団は苦戦していた。
アカデミーの校舎、更に中庭でも探したが、いない。
レオン「いねぇな。」
ルキア「いないね。」
セリオス「少し、出発までに手間取ったのが、痛かったようだな。」
レオン「そうだな、アイツらが出てって、すぐに尾行してれば、、、」
セリオス「変装なんぞに、無駄な時間をとったから、、、」
レオン&ルキア「お前がな。」
セリオス「ナイスツッコミだ。」
ルキア「でもホント、ドコ行ったんだろう、あの二人、、、」
レオン「こんな短時間で、見えなくなる程遠くまでは飛べないだろうしな。」
セリオス「、、、フッ。」
レオン「なんだ? セリオス。」
セリオス「こんな事もあろうかと、クララ君に発信機を付けておいたのだ。」
レオン「何っ!? っていうか、そんなのがあるなら、最初から、、、
それ使って探せよ!」
ルキア「(、、、っていうか、発信機付けたりって、ストーカーじゃない、、、?)」
セリオスは、受信機の画面を確認しながら、話を続ける。
セリオス「これが、彼女らの、現在地。 そしてこれが、僕達の現在地だ。」
レオン「同じ場所じゃねぇか。」
セリオス「、、、そ、そんなハズは!?」
、、、その時。
ふいに、辺りが暗くなった。
ルキア「上っ、、、!」
レオン&セリオス「えっ!?」
ふと、上空を見上げると、そこにはとてつもなく大きな、紫色の蝙蝠が!
レオン「なんじゃありゃーっ!」
紫色の蝙蝠は、その辺りを、円を描くように動いている。
セリオス「あの蝙蝠の様なヤツが動くと、発信機も、同じように動くぞ。」
レオン「何っ!?」
ルキア「それって、どういうわけ!?」
セリオス「あの蝙蝠がクララ君、というワケだな。」
レオン&ルキア 「んなわけあるかっ!」
セリオス「、、、ふっ、今日のツッコミは、なかなか冴えているではないか。」
レオン「いや、今お前、真剣に『あの蝙蝠がクララ君、というワケだな』って、
顔してたぞ?」
セリオス「そそそ、そんなことはにゃいぞ(滝汗)」
ルキア「ろれつも回ってないじゃん、相当動揺してるね?(ニヤリ)」
セリオス「くっ、からかうのはやめろっ!」
レオン「どうでもいいけど、結局、ありゃ何なんだ?」
ルキア「んー、何だろうね。」
セリオス「、、、やはり、あれがクララく、、、」
レオン&ルキア「もういい。」
セリオス「は、はい、、、」
そうしていると、突然、蝙蝠の方向から、聞きなれた声が、、、
「れ・お・ん・ちゃ〜〜〜ん♪」
レオン「ん? アロエか!?」
蝙蝠の上には、クララとアロエが乗っているのだ。
アロエ 「やっほーっ♪」
レオン「アロエーっ、そりゃ、なんなんだーっ?」
アロエ「クララさんのペットだよ〜、むーちゃんっていうの〜。」
クララ「むーちゃんです。 皆さーん、可愛がってあげて下さいね〜。」
ルキア「可愛がるっていう大きさじゃないよ〜っ!!」
クララ「あ、そうですねー、じゃぁ、一回下に下ります。」
蝙蝠は、下りてくるにつれ小さくなり、クララとアロエが降りると、
手のひらサイズにまで縮んだ。
クララ「改めて、紹介します。 紫蝙蝠のむーちゃんです。」
ルキア「かーわいぃ〜〜っ♪」
アロエ「実は朝、この子に乗せてもらって、登校したの〜☆ カワイイよね〜♪」
むーちゃん「キキーっ。」
クララ「むーちゃん、恥ずかしがってるみたいですね。」
レオン「んー、確かに、コイツはカワイイかもなー。」
クララ「本当ですか? ありがとうございます(微笑)」
セリオス「か、可愛いかもしれないな、、、」
、、、セリオスは、皆と同じような台詞を口にしたが、彼の目は
クララの方に向いていた。
どうやら、彼は、、、
クララの転校初日は、このようにして幕を閉じた。
新しい学校に馴染めないかもしれないと、少し心配していたクララだったが、
ペットのむーちゃんのお陰で、上手くとけこめた様である。
クララのアカデミーの生活は、まだ始まったばかり。
これからも、色々な事が待ち受けているに違いない。
楽しいことが、いっぱいあるかもしれない。
、、、でも、時には、辛いこともあるかもしれない。
がんばれクララたん! 負けるなクララたん!!
『、、、また、今度。(コンテンツ選択に戻ります)』
※と、いうわけで、第二話でした。
余りにもわかり易すぎる伏線を張って、次回に繋いで見ました>苦笑
例によって、次回作は、いつ書けるか分からないワケですが>爆
個人的には、最後の最後、「クララたん」を変換するときに、
「クラらたん」と表示される事に気付いたのがショックだった、この一話です(ぇー
らたんって何ですか、らたんって>失笑
※この物語を読んでくださった方へ
前回のラストにも書きましたが、感想、要望を掲示板とかに書いてくださると、
私はちょっと喜ぶかもしれません>笑
掲示板はちょっと、という方は、掲示板から出てる、私のアドレスに
直にメールを送信、、、とかも大歓迎です。
その際は「クララのアカデミー日記、読んだよ〜」みたいな題にしてくださると、
分かりやすくてなおグッド!
では、今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございましたm(_ _)m