一分後、中級魔術士の教室。
クララ「ふぅっ、なんとか間に合いましたね。」
アロエ「うん、そうだね。 あ、そういえば、お名前、なんていうの??」
クララ「クララです。 あなたは、、、アロエさん?」
アロエ「うん、そ〜だよ。 それで、あっちにいる、背の高い眼鏡のお兄さんが、カイル君。
その横の、元気よさそ〜なお姉さんが、ルキアちゃん。」
クララ「そうですか。 あと、さっきの方達も、このクラスの生徒さんですよね。」
アロエ「レオンちゃんと、セリオス君のこと? そ〜だよ。」
クララ「やっぱり、まだ到着されていないんですね、、、大丈夫でしょうか。」
その時。
「よしっ!」
レオンとセリオスが、同時に教室に入ってきた。
セリオス「どうやら、僕の勝ちのようだな。」
レオン「馬鹿いえっ! 俺のつま先の方が、先に教室に入っただろ!!」
セリオス「あぁ、確かに、そのようだな。」
レオン「へっ、じゃあ、やっぱ俺の勝ちじゃねーか!」
セリオス「だが、走る競技は、、、」
レオン「走る競技は何だよ!?」
セリオス「、、、どちらの上半身が先にゴールするかで、勝負を決めるものだろう。」
レオン「なにっ、そうなのかっ!?、、、でも、それでも俺の勝ちじゃねーか??」
セリオス「いや、僕の方が、、、」
二人が言い争っていると、何やら教室の中が、薄暗くなり、、、
「授業開始時には席についておくよう、言ってるだろう?
お前達、どちらも遅刻だ、、、これでもくらえ。」
レオン&セリオス「あぁっ!? Mr.フランシス!! お許しを、、、」
Mr.フランシス(先生)の放った雷が、見事二人に命中。
レオン&セリオス「ぐあっ、、、」
ドサっ。
Mr.フランシス「遅刻など、言語道断だ。 大体、中級魔術士が走って登校するなど、、、
ゴホン。 では、ホームルームを始める。
今回の中級魔術士のクラスには、分校からの、編入生がいるのだ。
では、君。 前に出てきて、自己紹介しなさい。」
クララ「はい、先生。」
クララが、教壇への階段を上っている。
てくてく、、、
つるっ。
バターン。
クララ「痛いっ、、、あっ、、、えっと、、、」
クラス中が静まり返る、、、
Mr.フランシス「、、、大丈夫かね、、、?」
クララ「あ、はい、大丈夫です(グスン)。
皆さん、はじめまして。 クララといいます。
運動とかは苦手ですけど、何事も、しっかり頑張っていきたいと思っています。
どうぞ、よろしくお願いします(ペコリ)」
一同「(そりゃ、どう見たって、運動苦手そうだよ、、、)」
Mr.フランシス「では、他の皆にも、クララ君に対して自己紹介してもらおう。
前から順に、自己紹介していきたまえ。」
カイル「カイルです。 生徒会長をしています。 よろしくお願いしますね。」
ルキア「私は、ルキア。 芸術係だよ。 よろしくっ。」
セリウス「セリウスだ。 普段なら、このような髪型ではないのだが、、、
僕は、教養科目担当の係を、させてもらっている。」
セリオスは、先生の雷で髪型がパンチパーマになったことを、ひどく気にしているようだ。
、、、意外と似合っている、と言ったら、怒るだろうか(笑)
レオン「さっきは、怪我させて悪かったな。 レオンだ。 よろしくなっ。 俺は体育係だぜっ。」
アロエ「じゃ、もっかい自己紹介するね。
あたしはアロエ。 遊びとかを担当する係をしてるよ☆ よろしく〜♪」
クララ「はい、皆さん、どうもありがとうございます。」
Mr.フランシス「さて。 では、クララ君にも、係を受け持ってもらいたいのだが、、、」
クララ「はい、どのような係でしょうか?」
Mr.フランシス「、、、学問係だ。」
他の生徒一同「!」
クララ「はい、わかりました。」
Mr.フランシス「おぉ、そうか! やってくれるか!!
実はこれまで、学問係を担当する生徒が全くおらず、困っていたのだ。」
クララ「はぁ、そうなんですか。 じゃあ、しっかり、頑張りますっ!」
アロエ「(すご〜い、学問係、一発OKしちゃった、、、)」
レオン「(普通、係の名前聞いただけで、頭が痛くならねーか?)」
カイル「(僕も、学問係っていうのは、遠慮したいですね、、、)」
セリウス「(なかなか、できるようだな)」
ルキア「(さすが、眼鏡っ子)」
こうして、クララは、無事、魔術学園本校へ編入した。
波乱の学園生活が、今、幕を開ける。
『、、、また、今度。(コンテンツ選択に戻ります)』
※完全に、管理人の趣味であります、この物語。
万一、続編を希望される方がおられたら、週一ぐらいで更新するよう、
頑張っていきます。
そうでなければ、完全に管理人の趣味として、気分しだいで更新します。
※内容について
ラスクやシャロンなどが登場してません。
この二人のファンの方には、非常に申し訳ないところであります(汗)
そのうち登場するかもしれませんが、、、
また、ペットの蝙蝠も、ちょっとは出番がある予定です。
一応、ノリとはいえ名前までつけたし(笑)
ご感想や批判、「クララはこうあるべきだ〜っ!」
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